エルメスGM手帳カバーに合わせてハンディピックのリフィルを改造

中古で入手したエルメスの手帳カバー、アジャンダGMに合う安いリフィルを探している。似たようなサイズ感の国産手帳、ハンディピックとグロワールを試してみた。

ハンディピックとグロワール

ダイゴーのカスタマイズ手帳、ハンディピックは発売から40年も続いている隠れた人気商品だ。まわりで使っている人を見たことはないが、実は他社製手帳カバーの中に仕込んでいるのかもしれない。

ラージ/スモールの2サイズ展開で、各種レイアウトの月間・週間予定表、メモ用リフィルが揃っている。システム手帳並みに、カードホルダーやペンホルダーのリフィルがラインナップされているのも強みだ。もはやこれは、綴じスタイルの新たなシステム手帳規格といえる。

ハンディピックに比べると地味だが、レイメイ藤井からグロワールという類似品が販売されている。こちらもスタンダード/コンパクトの2種類あり、リフィルの規格はダイゴーと完全一致する。年ごとのカレンダーは発売されないが、フリースタイルの月間・週間スケジュールとノート類が用意されている。

大手の文具店にはハンディピックしか置いていないが、なぜか近所のイオン系スーパーにグロワールが揃っている。表紙のデザインはいまいちだが、ちょっとメモリフィルだけ買い足したいときはグロワールでもいいかと思う。一応カバーやオプション品も出ているが、ハンディピックに比べるとバリエーションは少ない。

縦長だが上下カットすれば収まる

ハンディのスモール(グロワールのコンパクト)サイズのリフィル寸法は70×130mm。幅は問題ないが、縦寸法はパスポートより若干長い。

エスメスGMに挟むと、ぎりぎりカバーの上下端からはみ出すことはないが、表紙が大きくてポケットに収まらない。これについては、厚紙表紙を差し込む部分だけ上下2mmずつカットすれば対策できた。

左右のポケットにスケジュール帳とメモ帳をそれぞれ挟めば、ひとまず手帳としての体裁は整う。メモ用紙が足りなくなれば、そこだけ差し替えて補充できる、システム手帳のような利便性もある。

クリップにゴムひもを引っ掛ける

カバー背中部分の金属クリップは使わなくても、ポケットだけで支持できる。もう一工夫として、ここに適当なゴムひもを引っ掛けるとリフィルが安定するとわかった。寸法的に髪留め用のゴムでもよいが、ヘアゴムだと若干太すぎてかさばる。

いろいろ試してフィットしたのは、東急ハンズの手芸コーナーで見つけた「愛裁物語 強力パパのゴム」だ。自由にカットして長さ調整でき、細いわりに強度も問題ない。半年間手帳にかぶせて酷使したが、伸びたり切れたりしなかった。

ゴムひもをちょうどいい長さのループ状に結んで、クリップに引っ掛けつつ両側のリフィルに挟み込む。

こうするとリフィルの背中がばたつかず、ゴムが適度にしなって手帳の開閉にも追従できる。カバーにリフィルをがっちり固定してしまうと、寸法に遊びがなく、手帳が開くにくくなる問題が生じる。開いた時はゴムが伸びて、適度な張力でリフィルを固定する仕掛けだ。

種類豊富なハンディピックカバー

とりあえずエルメスGMのリフィルは改造ハンディピックで間に合った。実はこのリフィルを探しているうち、魅力的なカバーがいくつも見つかり、カバーごと買い替えようか悩んだ。

ハンディピックの純正カバーは本革製でもスモールサイズ1,728円と大変安価。さらに他社製のカバーもいくつか出ていて、伊東屋の店頭で見たDaycraftの製品はPUレザーだが、色使いがおしゃれだ。

最近は本革製の手帳カバーをリフィルに合わせてカスタムしてくれるサービスも増えている。中でもブラン・クチュールという革雑貨屋さんは、高橋、NOLTY、EDiTなどの変形サイズにも対応している。純正品にない色使いのヌメ革カバーを探しているなら、たいていここで見つかりそうだ。

ハンディピック向けでは、HUKUROやhalf completeの革カバーがおもしろい。しっかりしたペンホルダーがついていて、ペン先まで筆記具を保護してくれる。

革製品の特注は敷居が高いと思っていたが、手帳カバーのサイズなら数千円で済むようだ。通販で気軽に注文できるようになったのがありがたい。

システム手帳に代わる新たな薄型規格

街中で見る機会は少ないが、相当数の愛用ユーザーがいると思われるハンディピック&グロワール。おそらくこの先も数10年、毎年新作が発売される定番商品と考えられる。ミニ5穴とコンパクト6穴の間を埋める手帳規格として、なかなか興味深い商品シリーズだ。

縦長なので、スーツの内ポケットに入れるような使い方にはぴったりだと思う。また、リフィルが綴じノートのスタイルなため、システム手帳のようにリング部分の厚みが気になることもない。途中でページを抜き差しできないが、ミシン目入りの薄型リフィルも出ていて一部分だけちぎれる。

全体的な使い勝手はシステム手帳とさほど変わらず、厚みをコンパクトに抑えられるメリットがある。もしこの先パスポートサイズの手帳を持て余すようになったら、今度はハンディピック規格でカバーを揃えてみてもいいかなと思う。

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