エルメスの手帳カバーGMに挟める、パスポートサイズのノート4種

エルメスのアジャンダカバーGMにハンディピックを差して、一か月ほど使い込んでみた。以前のミニ5穴手帳やカードサイズダイアリーより若干紙面が広くなり、予定やメモの書き込みには不便しなくなった。

しかし打ち合わせのメモや旅先で思いついたことなど、少し多めに文章を書きたいときは若干狭い気がする。ダイゴ―の小型手帳を入れたときと同じで、せっかくカバーがパスポートサイズなのにリフィルが小さいのはもったいない。

日頃の予定はそれほど多くないので、ダイアリー部分はハンディピックのスモールサイズで十分だ。自由に書けるメモスペースだけ、面積が広いノートに差し替えできないか試してみた。

ライフのノーブルミニリングノート

パスポートサイズの綴じノートというのはいくつかあるが、最初に試したのはLIFEのノーブルノートだ。これのミニ・B7サイズが80×127mmでエルメスGMにフィットする。中身の種類も無地・方眼・横罫の定番3種類揃っている。

GMに合うB7サイズのリングノートは、他にアピカのレインガードや、マルマンのセプトクルールも存在する。極小ハンディータイプのリングノートはいくつも存在するが、パスポートくらいの大きさはあまり出ていない。見た目的にはライフのノーブルが一番しっくりきた。

組み合わせ的に惜しかったのは、コイル状のリングが手触り柔らかなマルマン・スパイラルノート。

A6変形サイズで高さはぴったりだが、幅が広くGMのカバーからはみ出てしまう。これはさすがにみすぼらしい。

ノーブルノートはコクヨのソフトリングやマルマン・スパイラルのように、ページにミシン目がない。しかし紙質は文句なく高級なので、ちょっとしたメモを取るにはぜいたくすぎるくらいだ。

リングノートの利点として、手で押さえずに180度開けるメリットを実感できた。机の上で手帳を開いたまま、メモを確認しつつ作業できるのは便利だ。カバーを付けるとさすがにぴったり180度は開かないが、綴じノートを手で押さえて使うよりはだいぶ負担が減る。ハンディピックのリフィルも薄くてよいが、やはり開いた状態で自立しないのは欠点だ。

リングがいまいちフィットしない

伊東屋のカラーチャートと同様に、特に加工しなくてもダブルリングが金属クリップにはまると思った。しかし、ライフのノートは上下端より少し内側に寄った位置にリングが取り付けられているようだ。クリップに挟み込みやすいが、そのままではぐらついてすぐに外れてしまうとわかった。

上下のリングを外側に曲げたり工夫してみたが、根本的な解決にはならなかった。まともに使うには、リングとクリップをひもや針金で結んで固定するしかないだろう。その場合、ハンディピックをゴムひもで安定させたように、気軽に着脱するのは難しそうだ。

後々のノート交換のことを考えると、手帳カバーにリング部分を固定するのは面倒に思われた。ノーブルノートは表紙がゴージャスなので、そのままでもエルメスの手帳カバーに映える。品質も使い勝手も文句ないが、固定が甘くなるという欠点のため、今回は採用は見送った。

セブンイレブンの糸とじノートS

リングノートは他にサイズが合う製品が見あたらない。仕方なく、ハンディピックと同じ綴じノートでパスポートサイズのものを探してみた。試してみて意外とよかったのが、セブンイレブンのコンビニで売っている「糸とじノートS」だ。サイズは85×135mmで、ほぼパスポートに近い。

左から、糸とじノートS、無印良品、トラベラーズノート

税込139円と安価に手に入り、中身は標準的な5mm方眼で20枚40ページ。ミシン目もついているので、書き終えたページからどんどんちぎって軽量化できる。そしてなにより、全国どこでもあるセブンイレブンで、気軽に調達できるのがメリットだ。

GMにもフィットするかと思ったが、カバーのポケットに表紙を差し込むには思ったより寸法が大きかった。縦方向に1cmくらいカットする必要があり、どうしても見た目が不格好になってしまう。

もし断裁機が使えるなら、ノートをまるごとカットすれば切断面もきれいに仕上がると思う。カッターを使って手作業で切っても汚くなりそうなので、糸とじノートをはさむのはいったん諦めた。

無印良品のパスポートメモ

無印良品から出ている再生紙メモに、パスポートサイズがある。サイズは88×125mmでカバーにジャストフィット。24枚の48ページと中身は少ないが、税込120円なので、実はセブンイレブンの糸とじノートより安かった。

表紙はパスポートに似せた質感で、肌触りがしっとりしている。スタンダードナ無地・方眼に加えて、5mmピッチのドット方眼がラインナップされているのは新しい。慣れれば普通の方眼紙より使いやすく、以前システム手帳でも愛用していたフォーマットだ。

上から、糸とじノートS、無印良品、トラベラーズノート

紙面を比べてみると、無印良品のメモは若干クリーム色になっている。書いてみてさほど質感の違いは感じられないが、色のおかげで何となく高級感が出ている。

これでミシン目が付いていればパーフェクトなのだが、さすがに値段的にはそこまで配慮されていない。全国にある大きめの無印良品店舗で手に入るので、調達もそこそこ便利といえる。

トラベラーズノートのリフィル

パスポートサイズのリフィル・メモ帳となれば、やはり種類が多いのはトラベラーズノートだ。メモ用リフィルも、罫線・方眼・無地と3種類そろっている上、軽量紙というおもしろい製品もある。

その名の通り、最近の高級ノートブームの中ではめずらしいぺらぺらの紙だが、その代わり軽くて薄くて、一冊に綴じられている枚数も多い。64ページの他3種リフィルより、2倍も容量がある。通常リフィルの税込259円に対して軽量紙は432円。価格を比較して単純にコスパ2倍とはいかないが、少しだけ単価が安い。

同社製品パスポートサイズのメモリフィルの中では、現在この軽量紙だけがページにミシン目入り。普段手帳に書きとめるメモはたいした内容でもないから、このくらいの薄紙の方が気軽に書けてありがたい。ノーブルノートやMDペーパーだと、万年筆などインクの乗りよいが、紙が高価なのでつい身構えてしまう。

いくつか買いそろえた無印とトラベラーズのノートを、ローテーションしながら使い込んでみた。トラベラーズの高価なMD用紙を使うくらいなら、無印良品の再生紙で十分。さらにチープなミシン目入りの軽量紙が総合的に使いやすいと判断した。

結局ダイアリーもトラベラーズに

メモリフィルをパスポートサイズに拡大したら、次第にハンディピックのダイアリー部分も広げたくなってきた。リフィルの厚みを減らそうと、試しに見開き一か月横罫タイプを選んだのだが、さすがに紙面が狭すぎてメインで使うには不便だ。

ハンディピックのスモールサイズには、週間レフトのレイアウトもラインナップされている。欲をいえば、昔クオ・バディスのSapaXで慣れ親しんだ、見開き一週間セパレート式がほしい。

たまたまトラベラーズノートのダイアリーを見ていたら、週間タイプのリフィルがまさにセパレート式だった。4月始まりは発売されておらず、もう7月だったので1月始まりも品切れだった。仕方なくフリータイプのダイアリーに日付を書き込んで使ってみたら、ハンディピックより便利に感じた。

1月始まりのダイアリーと比べて、右下にカレンダーが印刷されていないので、紙面を広く使える。一方、土日以外の祝日をきちんとメモしておかないと、うっかり平日と間違える。日にちを手書きするのが面倒だが、カスタマイズ性を考えるとフリーなリフィルもありかと思った。

相対的にリフィルの厚みは増したが許容範囲。メモリフィルとサイズも揃って、整って見える。ペンホルダーもオートのミニモに合わせて細くつくれば邪魔にならない。

手帳カバーもトラベラーズに?

伊東屋カラーチャートやダイゴーハンディピックをいろいろ検討したが、結局オーソドックスなトラベラーズノートに戻って来た感じだ。パスポートサイズの手帳カバーには、やはり同じサイズのリフィルが似合う。

ここまで来ると、手帳カバーもトラベラーズの方が使いやすいのではと思ったが、せっかくエルメスを買ったのでしばらく使ってみようと思う。味の出るヌメ革より、端正な型押し革の方が今の気分に合う。

カバーのポケット部分に表紙を挟めてリフィルが安定する点では、エルメスの方が勝っていると思う。金属クリップにゴムひもを引っ掛ける工作で、開閉時にリフィルがばらける問題も解消できた。

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