ワタミの株主優待券を使って千円で満足する方法2(わたみん家編)

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5/31の優待券利用期限が迫ってきたので、最後の1枚を握りしめ、週末のごちそうを楽しむべく、今回は「わたみん家」の方に行ってきた。読み方は「わたみんけ」か「わたみんや」でいつも迷うのだが、公式サイトで調べると「わたみんち」らしい。

同じグループ店の中で、和民と坐・和民は共通メニューなのだが、わたみん家だけは独自メニューで価格体系も変わっている。ウェブサイトのメニューをじっくり眺めて、電卓を叩きながら予算配分を決めてからお店に向かった。

千円以内ルールの確認

前回の記事を書いた後、「千円以内に収めるより、ちょっとオーバーするくらい注文して差額を現金で払った方が、優待券の価値を最大化できるのでは」と思いついたが、電子マネー全盛の時代に小銭を持ち歩きたくないのと、「1円も払わないタダ飯」というのに美学を感じるので、今回も「税込み千円以内ルール」に従った。

「ちょっと予算オーバーしてもOK」なんて考え始めると、油断して次々と高級メニューを頼んでしまうに違いない。株主優待に関しては、0を1にしてはいけない。

わたみん家のフードメニューは100種類

わたみん家はフードメニューだけでだいたい100種類くらいある。重複ありで2品注文すると仮定すると、100×100=10,000通りの組み合わせが存在する。最安メニューが199円からで、一番高いのは「バックリブの炭火焼(699円)」だから、398~1,398円(税抜) の予算で1万通りのバリエーションを楽しめる。仮に毎晩わたみん家で夕食をいただいたとしても、1万通りの組み合わせをすべて試すには27年かかる計算になる。

同様に、もし3品まで許すなら、最大2,097円(税抜)の予算で100万通り、全制覇に2700年以上かかる。仮に家族で分担して子々孫々続けたとしても、10世代以上かかりそうだ。

おすすめの千円以内メニュー

事前に予習してきたので、着席と同時にメニューも見ずに注文、ただでさえ周囲の視線が冷たい一人客なので、店員さんの手を煩わせないように素早くオーダーしよう。メニューを見ながら組み合わせを妄想して楽しんでいるうちに、頼んでいた料理が運ばれてきた。今日のチョイスは以下の通り。

  • ボンチリ串2本(199円)
  • 砂肝の唐揚(299円)
  • お好みんち焼(399円)
    税込合計968円

ボンチリ串は1本100円とは思えないくらいジューシーな逸品だ。尻尾の脂を楽しむために、ぜひ味付けはあっさり塩味で注文しよう。砂肝の唐揚は小粒で量が多く、丁寧に箸でつまんで食べると時間がかかり、一人でも退屈せず食事を楽しめる。お好みんち焼は店の名前を冠した一押しメニューだが、ワタミのキャベツ焼きと同じく満足度が高いので、必ず候補に入れておきたい。

優待券を忘れてしまい大失敗…

この上ない至福の一時を過ごし、お会計に向かおうとしたとき、手帳の中のいつもの場所にワタミの優待券が見つからない。先ほど家を出る前に、そこにあるのを確認して「手に握りしめた」はずだったが、メニューを調べるのに夢中になっているうちに、机の上に置いてきてしまったようだ。普段は肌身離さず持ち歩いて、とっさの時にも使えるようにスタンバイしていたのに、とんでもないヘマをやらかしてしまった。

タダ飯目当てにわざわざ街に出てきたのに、まさか自腹を切ることになろうとは…。仕方なく予備で挟んであったお札で支払ったが、千円の高級ディナーになってしまった。株主として、期せずしてワタミの売上に貢献してしまったわけだが、そう考えれば正しく生き金を使ったといえるか。

いずれにしても手元に残った優待券は、数日の期限内に使わなければいけない。(続く)