島根の境港~美保関観光。メテオプラザで温海水プールを体験

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島根に出張中、米子空港から帰る前にレンタサイクルで美保関まで行ってみた。ついでに七類(しちるい)港にあるメテオプラザという複合型フェリーターミナルで、めずらしい温海水プールで泳いでみた。

米子空港から境港までランニング

米子駅から米子空港方面に向かう電車は1時間に1本しかない。それがトラブルで大幅遅延したため、1本運休になってしまった。待ち時間がもったいないので空港まではバスで移動し、そこから境港まで6km走ってみることにした。出張用の荷物は空港のコインロッカーに預けられる。

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米子空港でクロスバイクを借りられるサービスがあったが、5日前までに申し込みが必要だった。アポなしで借りられないか聞いてみたが、空港内に自転車を常備していないので無理とのことだった。

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空港からJR境線に沿って県道285号を北上。ところどころ「水木しげるロード」までの距離を示す、ゲゲゲの鬼太郎関連の標識に出くわした。

境港の水木しげるロード

境港のフェリーターミナルに到着。これは有名な現代建築でもある。

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施設内の観光案内所で自転車を借りられる。こちらは何の変哲もないママチャリ。

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境港の駅前から東側が、水木しげるロードになっている。道に沿って153体も妖怪のブロンズ像が並んでいるらしい。ねずみ男や猫むすめなど有名な妖怪はサイズが大きいが、それ以外の名前も知らない妖怪は控えめに展示されている。マンガやアニメをそれほど見ていないので、ほとんどわからない。主役の鬼太郎は商店街のいたるところに出てくる。

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平日にも関わらず、境港は観光客で予想外に賑わっていた。案内所で聞いたところ、台湾で鬼太郎のアニメを放送しているため中国人も多く訪れるとのこと。暑い中、鬼太郎の着ぐるみが歩いていて人気を博していた。

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オフィシャルに設置された妖怪像と、地元の人が適当に描いた絵が並置されている。なんとなく街全体、鬼太郎で盛り上げようという意気込みは伝わってくる。

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お土産のお菓子も妖怪関連。目玉のおやじがリアルすぎる。

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美保関までレンタサイクルで移動

美保関に向かうには、境水道をまたぐ巨大な橋を越えなければならない。船の通行を妨げないため、かなり高いところにある。橋に到達するためには、道を引き返して坂を上らないといけない。

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勾配は見た目ほどきつくなく、上ってみると境港の市街地を一望できる。

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近くにある江島大橋(通称ベタ踏み橋)も、船が下を通れるように45m以上の高さがある。江島大橋は米子空港から松江行きのバスに乗ると通過できて、橋というよりちょっとした眺望観光スポットといえる。

橋を渡った先は松江市で、海沿いに東へ7kmほど走ると美保関に到着した。さほどの距離ではないが、暑さが尋常でないので自転車を借りてよかった。途中に男女岩(めおといわ)という奇岩がある。

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美保関の港自体はそれほど大きくない入り江の港町。青石畳通りという石敷きの通りがあり、資料館は無料公開されている。

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美保神社は全国えびす社3,000以上の総本社らしく、出雲大社のようにスケールが大きい。

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港付近で屋台が出ていたので、500円の焼きイカをいただいた。地元の名物らしく、似たような露天をいくつか見つけた。

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美保関のイカはぶ厚いが柔らかく、醤油味のタレでおいしい。

メテオプラザのプールと展示

来た道を引き返して先ほどの橋を過ぎ、ちょっとした坂とトンネルを抜けると七類の港。ここに目指すフェリーターミナル、メテオプラザがある。

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1992年、美保関の民家に落下した最大長25.2cmの隕石を展示してあるミュージアム、フェリーのターミナルと市民プールを兼ねた複合施設になっている。ここにあるのが全国でもめずらしい、海水を使った温海水プールだ。

さっそくプールに向かうと、25m×4コースがすべてウォーキング中の人で埋まっていた。平日の昼間だがやけに利用者が多く、空けてもらった1コースで2kmほど泳いだ。

海水プールはスーパー銭湯などで見かける塩風呂ほど濃度は濃くない。若干体が浮くのでフォームが良くなるのか泳ぐのが速くなった。しかし水を口に含むとしょっぱく、次第に口のまわりがヒリヒリしてきた。たまに真水でうがいすると不快感はやわらぐ。

泳いだ後に隕石の展示を見に行くと、シアターが故障しているので割引料金でよいとのこと。

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こちらが隕石の実物。

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そして当時の新聞、隕石が突き抜けた畳や天井板、家の模型まで展示してあった。

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境港シンフォニーガーデン

その後、境港に戻って自転車を返却。出雲空港までは県道285号をまた走って戻った。途中、境港のシンフォニーガーデンがあったので外観だけ見学。

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特にイベントはなく閉まっていたが、外の庭園スペースはローマ時代の遺跡のようだ。芝生の上では、のんびりゲートボールが行われていた。

ほかにも玉造温泉のゆ~ゆ、松江のくにびきメッセや仁摩サンドミュージアムなど、島根は現代建築の名作が多い。米子から美保関まで行き来する間に、いくつも作品を見ることができた。