ローカルガイド、レベル0から5まで最短2.5時間で到達する方法

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晴れてGoogle公認フォトグラファーに昇格したが、ローカルガイドの方はストレージをもらえるレベル4で放置していた。

先月Googleからローカルガイドサミット2017の案内が届いたので、まあ折角ならということで200ポイントほど追加してレベル5を達成した。試行錯誤して編み出した裏技で「100ポイント30分」のペースでポイントを稼げるようになった。

以下の手順に従えば、0からスタートするとしてもレベル5の500ポイントまで2.5時間で到達できる(ただしポイント付与まで24時間はかかる)。単調作業で根気は必要だが、その気になれば半日で条件達成して、今からでもローカルガイドサミット2017に申し込めるだろう。

口コミや写真投稿より新規追加が効率よい

ローカルガイドのポイントを溜める方法については、リスティングの口コミ・写真投稿や質問への回答などいくつかある。

最初の方は、丁寧に写真をアップしたり口コミを書いてコツコツポイントを稼いでいたが、こんなペースではGoogleドライブのストレージをもらえるレベル4まで行くのに1年はかかってしまう。

ポイント獲得だけを目的とするなら、PC画面でGoogleマップを開いて、ひたすらリスティングを新規登録するのが早いと気づいた。

「新しい場所を追加する=1 ポイント」

同じ場所に対して写真や口コミで合計5ポイントまで得られるが、新規登録しまくって1ポイントずつ地道に稼ぐ方が効率がよい。

最短でポイントを稼ぐ手順

  1. PCと適当なブラウザでGoogleマップを開く
  2. 中核都市の駅周辺や新興住宅地を選んで拡大する
  3. マンション・アパートと思しき建物をクリックする
  4. 地図に載っていない場所を追加
  5. 「住所」にある建物名を「名称」にコピペ
  6. カテゴリに「集合住宅」と入れ、送信
  7. すぐにメールで「公開のお知らせ」が届く
  8. 24時間くらい後に1ポイント付与される

作業のコツは、数あるカテゴリの中でも「集合住宅」に特化することだ。

レストランや学校・病院などを選んでもよいのだが、住宅の方が地図上に無数にありかつ名前から中身を推測しやすい。「○○ハイツ」とか「○○荘」なんて名前は、実物を知らなくても集合住宅に決まっている。

しかもアパートやマンションはたいてい駅近くに固まっているので、地図を大きくスクロールして探さなくても、次々見つけて登録することができる。戸建ての住宅地に集合住宅は少ないが、「○号棟」という団地が密集しているエリアが狙い目だ。

たまにうっかり重複投稿ではじかれるときもあるので、目標ポイントするより少し多めに登録しておくとよいだろう。なぜか一部の投稿だけ24時間で反映されず、3日後くらいに遅れてポイント加算されることもある。

さらに作業を高速化するテクニック

名称のコピーはマウスで範囲選択してキーボードのCtrl+C、Ctrl+Vを押せばよいが、「集合住宅」と打ち込むのが毎回面倒である。フォームのカテゴリ欄は、あらかじめ用意された建物名以外は選べないようになっている。

「アパート」と「マンション」という名称もプリセットされているのだが、いまいち名前から判別がつかないときもあるので「集合住宅」にそろえたほうが間違いないだろう。一般的にアパートに比べてマンションの方が高級なイメージだが、一応、木造・軽量鉄骨造ならアパート、それ以外の鉄筋・鉄骨造ならマンションという違いがあるようだ。

毎回フォームに「集合住宅」という文字列を打ち込むのは面倒である。コピペソフトを使ってもよいが、自分はたまたまロジクールのゲーム用マウスを使っていたので、マウスボタンにテキスト入力を割り当てた。

ホイール下の余っているボタンに「集合住宅(改行)」というテキストブロックを指定する。デフォルトでオフになっている「Unicodeプレイバックを使用」にチェックを入れないと文字化けする。また、プロファイルは「オンボードメモリ」でなく「自動ゲーム検出」でPC側に保存しないとテキストブロック指定はできない。

これでフォームにカーソルを合わせて、指定したマウスボタンを押すだけで「集合住宅」と一瞬で入力される。この工夫で作業の手間が大幅に軽減される。

ほかにもメールの署名や定型テキストの入力に使えるので、CADやDTPでなくても事務作業にゲーム用マウスを使うメリットはある。Logicoolの歴代ゲーミングマウスを使い続けて、今はシンプルなG303に落ち着いている。

単調作業を楽しむコツ

どうでもいい住宅地を眺めていても飽きるので、少しでも作業を楽しくするには、自宅付近とか将来住んでみたいエリアをターゲットにしてみるとよい。また、地図を眺めていると「こんな名前もありなのか!?」という変なアパートやマンションに出くわすこともある。

○○ヴィラとか○○ヒルズはわかりやすくていいのだが、ラ・メールやエル・カリエンテなどフランス語、スペイン語になってくると、一見住宅なのか不安になってくる。念のためストリートビューで確認すると明らかにアパートなのだが、名前からするとレストランやお店である可能性もある。

おもしろ系ではホワイトハウスは定番として、シェーンブルンとかバッキンガムとか、世界遺産級の宮殿にあやかろうとしている集合住宅がたまにある。しかも写真を見ると、たいてい家賃安めの木造アパートでギャップが激しい。

一番うけた名前は「ハイツニート」だった。まるでならず者のたまり場みたいだが、写真を調べるとNEETでなくNEAT(整理された、きちんとした)の表札だった。築年数も古いのでうけを狙ったわけではなさそうだが、別の意味で人気が出そうなマンションだ。

レベル5でもローカルガイドサミット参加は難関か

2017年は10月10~12日にサンフランシスコで開催される。ローカルガイドレベル5達成の上、1分間の自己紹介ビデオ(英語)をつくって応募する必要がある。選ばれると、飛行機代もホテル代もGoogleが負担してくれて、タダ飯にもありつけるらしい。

「無料でサンフランシスコ旅行&Googleインサイダー感を味わえる」という特典が魅力的だが、上記のように工夫すればレベル5達成は誰でもできるので、狭き門になるだろう。去年のビデオでは「何千人もの応募者から75人選んだ」と言っている。倍率は10倍以上ありそうだ。

しかも、ただ投稿や編集でポイントを稼いだだけでは、以下の審査基準を満たさないと思われる。

We’ll also be looking for:

High quality, well-rounded and consistent contributions to Google Maps in the past 12 months

Consistent involvement with the Local Guides community such as being a supported community moderator, Connect moderator, meet-up host and active Connect contributor

お店や公共施設に比べて、誰にメリットがあるのかわからないアパートやマンションばかり新規登録しても「高品質・包括的・継続的な貢献」とはみなされないだろう。また、家で一人で作業しているだけなので、ローカルガイドのコミュニティーを組織するとかサポートするとか、そういう貢献も一切ない。

とりあえずレベル5になるのは簡単なので、我こそはと思う人はダメもとで応募してみるのもありかもしれない。4/24の応募締め切りまでまだ1週間はある。