木曽路の株主優待で国産牛ロースすきやき定食ランチを堪能

しゃぶしゃぶ・日本料理のチェーン店、木曽路(きそじ)の株主優待券をゲット。

お昼の「すき焼き定食(国産牛ロース1,500円)」をいただいてみた。

木曽路の株主優待内容

木曽路は最低100株の保有で、半年ごとに1,600円分(1,000円+600円券)のお食事券をもらえる。

木曽路の株主優待券

年間で3,200円。金額はそこそこ大きいが、優待利回りは1%程度しかない。配当のリターンも同程度なので、投資先としてはそれほど魅力がない。

木曽路の株主優待一覧表

ただし木曽路の場合は、保有株数を増やしても優待還元率が下がらない。1,000株買えば単純に100株の10倍、年間32,000円分のチケットをもらえる。

木曽路1,000株だとさすがに300万近くの投資が必要になる。しかしお店を利用する機会が多いなら、じわじわ持ち株を増やしていくのもありだ。

株主優待以外のお食事券

金券ショップで探すと「ディナータイム限定お食事券」というものも出回っている。

木曽路のお食事券

よく考えると木曽路の夕食はさすがに1,000円では済まされない。「一会計につき2枚まで」の使用ルールもあるので、株主優待券に比べると微妙な位置づけだ。

以前、間違ってこちらを買ってしまい、出費が大きくなる気がして結局使わずに失効させてしまった苦い経験がある。

その後あらためて木曽路株を購入して、3・9月の権利確定で正規の優待券を手に入れることができた。

木曽路の雰囲気と使いどころ

木曽路の店舗は都心から東京郊外まで広く分布している。

幹線道路を走っているとよく見かける。店構えからすると、ロイヤルホストくらい高級そうなイメージを受ける。

木曽路の外観

ただし実際に入ってみると、中身はテーブル席が中心のファミレス形式。同じく株主優待で行ける懐石料理の「梅の花」あたりに比べると、ややカジュアルな雰囲気だ。

奥には個室や座敷もありそうだったが、さすがにランチタイムの一人客では窓際にしか案内されなかった。

イメージ的にはアークミール系の「しゃぶしゃぶ どん亭」の内装をシックにして、お値段1.5倍にしたくらいの印象だ。

高級すぎず、くつろげる

親戚や取引先とあらたまった会食をするときに、木曽路は便利な気がした。

すかいらーく系の夢庵や藍屋より格は上で、子ども連れの騒々しいお客さんが少ない。しかし本格的な懐石やしゃぶしゃぶ店よりリーズナブルで、お店の数も多く予約も取りやすい。

受け付けは待ち合わせに便利なラウンジ形式になっている。ソファーの横には季節の花が生けてある。

木曽路の生け花

各テーブルにさりげなく置いてある植物も、造花ではなく本物だ。

木曽路、テーブル上の飾り

置物や飾りはしゃれているが、隣のテーブルとの間隔はそこまで広くない。

木曽路のインテリア

このあたりは個室ベースの梅の花とは違い、基本はあくまでファミレスという印象を受ける。

ただしエントランスから客席まで段差はほとんどなく、バリアフリーは徹底している。後述のアレルゲンフリーと合わせて、高齢者や食物アレルギー患者への配慮がうかがえる。

店内のBGMは「いつ来ても正月」といった感じのお琴の調べ。ただし会話をさまたげないよう、ボリュームは控えめに抑えられている。

ドレスコードはない

女性の店員さんはみな着物を着ているが、お客さんの服装はまちまちだった。

今日は寒いので上から下までアスレジャー。いかにもワークマンみたいな格好で着てしまったが、そこまで浮いた感じはしなかった。

平日昼間は特に予約なしでも入れて、おひとりさまでも4人掛けのテーブルを広々使わせてもらえる。

木曽路のランチメニュー

木曽路のランチタイム相場は一人1,500円

この金額でお昼御膳の一番安い「木曽」、麦とろや刺身の定食、そして牛ロース肉のすきやき定食をいただける。

店舗によっては最安1,000円から、松花堂弁当や天丼もラインナップされている。

木曽路の松花堂弁当

優待券は1,000円と600円の組み合わせで届く。両方合わせて1人1,600円使うと、ちょうどいい金額で使い切れるはず。

和牛と国産牛の違い

今回選んだのは、すきやき定食の最安「国産牛ロース肉」。

木曽路のすきやき定食ラインナップ

国産の牛肉で1,500円というのは、意外とリーズナブルに感じる。

その上の和牛霜降肉、さらに特選となると2,000円は下らない。

微妙な名前の違いが気になって調べたところ「国産牛と和牛は違う」とはじめて知った。

和牛は日本の在来種だが、国産牛とは「外来種でかつ日本での飼育期間が長い」という定義になる。そのため海外で生まれた牛でも、日本で長く育てれば国産牛と名乗ることができる。

そもそもスーパーで高い牛肉を買うことなどないので、今まで気にしていなかった。ステーキ店に行っても、値段の高い国産/和牛などまず選ばない。

木曽路・株主優待のおかげで牛肉の勉強になった。

定食・御膳・上位コースの違い

すきやき定食から500円アップした「すきやき御膳」には、お造りが加わる。

さらに「お昼のすきやき」という上位シリーズがあり、こちらは同じ国産牛ロースでも2,700円。先付やサラダ・デザートが付くうえに、卓上で焼くスタイルに変わる。

木曽路のすきやきコース

忙しいランチタイムは、調理済みで提供される定食を選んだ方が早い。ひとりで鍋をつつくのも寂しいから、おひとりさまならシンプルに定食がおすすめだ。

湯呑ごとお茶を替えてくれる

木曽路では注文時にアレルギーの有無を聞かれる。メニュー表にも7大アレルゲン対応とうたわれているので、気になる人は細かく相談できそうだ。

お茶はもちろんテーブルまで持ってきてくれる。さらに、お代わりする際に湯呑ごと交換してくれるのはちょっとしたカルチャーショックだった。

木曽路のおしぼり

よく利用するミスタードーナツの無制限カフェオレは、自分でレジにカップを持って行って、ポットに作り置きの液体をドボドボ注いでもらうだけ。

店員さんの隙を見計らうのが面倒なので、もうポットごと渡してほしいくらいだ。

それに比べると木曽路のお茶はセルフでもなく、手の込んだサービスで驚いた。心なしか煎茶の味も、夢庵のフリードリンクよりおいしい気がした。

ロースすきやき定食の感想

お料理がテーブルに届くと、お客さんの目の前で木製のふたを開けてくれる。

円形で底の浅い鉄製の容器は、すきやき専用のようだ。すでに火は通っているが保温性は高く、食べ終わるまで冷めることはなかった。

木曽路のすきやき定食

吉野家で出てくるような一人用の鍋セットに比べて、こちらの方が場所も取らず、片付けも楽で合理的だ。うっかり倒してしまったり、ヤケドしたりする心配も少ない。

注文時に「ご飯大盛りの有無」を聞かれなかったが、無料で十六穀米にアップグレードできる

味噌汁はめずらしく赤だし。すきやきの割り下と合わせて、どちらも味が濃いめに感じた。

味が濃い関西風すきやき

木曽路のすきやきの特徴としては、まず割り下の濃さが挙げられる。吉野家の牛すき御膳は汁まで全部飲めそうなほど薄味だが、木曽路はさすがにきつい。

すでに料理された状態で届いたが、おそらく木曽路の製法は肉を焼きつつ調味料を加える関西風だろう。割り下というよりも、醤油や砂糖を直に入れて味付けした感じだ。

木曽路の関西風すきやき

具材に汁がこってり染み込んでいるので、溶き卵をからめて味を薄めつついただく。

安い方の国産牛でも吉野家の輸入肉とは明らかに違いがわかるほど、ふくよかで食べごたえがあった。

脂身が少なく引きしまっているが、決してゴワゴワしていない。ちまたで見かける格安のブラジル産ステーキとは違う。

締めの「きしめん」が名古屋風

肉以外の具材はしらたき、ネギ、玉ねぎ、豆腐、春菊。

そして肉の下に極太のきしめんが埋まっているというサプライズがあった。

木曽路のすきやき内にあるきしめん

幅1.5センチくらいありそうなこのきしめん。麺というより「薄手のすいとん」と呼んでもいいくらいで歯ごたえがある。

味の濃いスープがたっぷり染み込んでいて、名古屋の味噌煮込みを思い出した。ご飯の量は少なかったが、締めにきしめんをいただくと満腹感が得られる。

優待券に消費税も含まれる

お会計時にもうひとつの驚きが用意されていた。

優待券は額面1,600円分なのだが、なぜか消費税分も含んだ金額でカウントしてくれるらしい。チケット裏面の説明を読んでも、そんなサービスについては書かれていなかった。

外食系の株主優待券といえば金額に税金は含まず、「端数は現金払い」というのが通例だ。いろいろな銘柄を長年開拓してきて、こんなオプションに出会ったのは木曽路がはじめて。

ただしお釣りはもらえない

1,500円の定食に消費税10%がつくと税込1,650円。

1,600円のチケットは税込換算1,760円になるので、むしろ110円ほど金額が余った。そして優待利用の場合「お釣りがもらえない」という点については普通だった。

木曽路のレシート

もし端数を出さずに金券を使い切りたいなら1,500円より上位のメニューを頼むか、デザートでも追加すればいいと思う。

お会計時に「思ったより支払いが少なくて済む」というのは、あまり見ない現象だ。顧客満足を意識した心にくい配慮といえる。

和食・懐石系優待銘柄のランキング

1,500円のすきやき定食は、肉質も味も期待どおりのクオリティーだった。

今までに訪れた和食系の株主優待チェーンの中で、木曽路の位置づけを確認してみたい。お店の格や料理のお値段など「高級さ」の観点からランキングを考えてみると、次のようになった。

  1. 梅の花
  2. 木曽路
  3. 藍屋
  4. しゃぶしゃぶどん亭
  5. 和食さと
  6. 夢庵
  7. 大戸屋
  8. やよい軒
    (番外)玄品

梅の花がダントツトップで、おそらくその上に「うかい」が来るはず。

うかい株も1年キープしてようやく優待券が手に入った。いずれ試してレビューしてみたい。

(追記)うかいの優待、行ってみました。

うかい株主優待でブラッスリーの巨大ロティサリーチキン感想
外食系株主優待における最高峰のひとつ、「うかい」の食事券を使って高級ランチをいただいた。 場所は東京・大手町のル・...

懐石ではないが関門海のとらふぐ料理専門店「玄品」もコース4,000円~とハイレベル。梅の花に匹敵するランクとみなせる。

株主優待をきっかけに、普段は縁がない高級店を訪れてみるのも楽しい趣味だ。

大量にもらえる「すかいらーく」優待で藍屋や夢庵を普段使い。たまに木曽路や梅の花を利用すると、高級店のありがたみを実感できる。

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