キャメルバックの自転車用ボトルレビュー、バックパック改良法

久々にロードバイクに乗るのを再開して、水分補給用のボトルを買い替えたい気がしてきた。

新しく買ったのはキャメルバックのロゴ無しクリアタイプ。10年近く使ったポディウムと、キャップが分解可能になった新製品を比べてみたい。

ついでに長年使っているキャメルバックのバックパックと、背中蒸れ防止の便利アイテムも紹介。

バイク用ボトルはキャメルバック

練習やレースで長年酷使した古いCAMELBAKの水筒は、見た目がだいぶぼろくなっている。

ツーリング中、知らない間に脱落・紛失してしまったので、現在差しているのは2本目。あまりに使い勝手がいいので、同じ製品を買い増した。

ロードバイクのボトル

他のボトルもいくつか試したが、やはりJet Valve付きのキャメルバックに慣れると他社製品は使いにくい。飲み口をスライドさせてロックしたつもりでも、横にすると水が漏れてしまうものが多い。

五島や宮古島トライアスロンでもらえるボトルはいい記念品になる。しかし独自ロゴのデザインがカッコいいとは言い難い。

ボトルの色が白色で中身が確認できないため、その後の練習では使わなくなってしまった。自転車用のボトルは外から見て残量がわかるクリア素材の方が便利だと思う。

Jet Valveの開閉機能

キャメルバック・ポディウムの特徴は、Jet Valveと呼ばれるキャップの自動開閉機構だ。

ロック解除した状態で横に傾けても水はこぼれない。ボトルの本体を押して圧力をかけると、バルブが開いて中身が勢いよく飛び出してくる。

ボトルを強く握るにつれて、ワンテンポ遅れて水がドビュッと出る感じ。最初はとまどうが、慣れればタイミングを合わせて適量を出せるようになる。

裏技としてボトルを片手で強く握れば、口を触れなくても水を飲むことができる。キャップにゴミや泥が付いていたりすると、非接触で水分補給できる方が衛生的だ。

蓋のロックが確実

普通のボトルは飲み口を上に引き上げるとロック解除される。キャメルバックの場合はふたのダイアルを回転させる方式で、ロック状態か否かが一目でわかる。

ポディウムのジェットバルブ

確実に開け閉めできるため、輪行移動中などにうっかりこぼしてしまう懸念がない。またダイアル式も90度回転させる必要があるため、何かに引っかかって勝手に回ってしまうこともない。

バイク用のボトルを登山やランニングで兼用すると、キャップからの水漏れに悩まされることがある。電車の網棚に置いたバックパックの中から水がこぼれ、下に座っていた人にかかって気まずい思いをしたこともある。

蓋ごと回転させて固定する普通の水筒にはかなわないが、キャメルバックのロック機構もそれなりに強力といえる。横向きや逆さにしてわずかにこぼれるとしても、蓋の周囲に水がにじむ程度で済む。

登山の際はナルゲンとキャメルバックを2本持ち運ぶこともある。登山口までバイクで自走して、その後のトレッキングにもボトルを兼用できるのは便利だ。

自転車ボトルの買い替え

10年近く使った2本目のキャメルバックは見た目がだいぶ劣化してきた。

まず自転車のボトルケージとこすれてプリントが剥げてくる。次に路面のホコリがこびりついて洗っても取れなくなる。特に鹿児島の桜島を一周した際に火山灰が擦りこまれて、一気にみすぼらしくなってしまった。

キャメルバックのボトル

バルブの固定力も経年変化で緩んでくるのか、水漏れが増えた気がする。バックパックにボトルを入れていると、知らないうちに傾いて中身が濡れていることがある。

飲み口のパーツを分解できるようになる前の製品なので、内部は汚れがびっしり。得体の知れない砂やカビで黒ずんでいて、飲むたびにお腹を壊しそうな不安を覚える。

普通にツーリングやレースで使う分には問題ないが、登山や輪行など別のアクティビティーで併用すると水漏れは気になる。ロードバイクを再開して装備をリフレッシュするため、ついにボトルを買い替えることにした。

自転車備品はビックカメラ

ボトルを探しに行ったのは家電屋のビックカメラ。

渋谷や新宿の大型店舗のスポーツコーナーには、自転車用のパーツやアパレルが充実している。ビックカメラのポイントが付くうえ、株主優待が使えるのも大きなメリットだ。

いちおう他社製品もチェックしたが、やはりCAMELBAKを上回るクオリティーのボトルはない。値段も数100円しか変わらないので、たいていの人ならPODIUMを選ぶのが正解だと思う。

ビックカメラのボトルコーナー

保冷性のあるチルやアイスの高機能シリーズもあるが、やはり中身を確認できる透明素材を優先したい。残量がわかるだけでなく、知らない間にゴミや虫が混入したのに気づくことができる。

ロゴのないカスタムクリアを発見

クリアボトルでグラフィック要素の少ない地味なボトルを探していたら、完全にロゴのないバージョンが存在することを知った。

「カスタムクリア」という名称で、独自のプリントを施したりステッカーを貼ったりできるというコンセプトらしい。

店頭に並んでいた製品のほかに、公式サイトによると半透明のスモークやブラック・ホワイト・ブルー・レッド・イエローといった各種カラーが揃っている。

若干ビックカメラの値引きが入って1,000円強でボトルを買うことができた。容量より可搬性を重視したいので、24オンス(0.71リットル)より21オンス(0.62リットル)の短いタイプを選んだ。

キャップの分解と洗い方

現行製品の特長はキャップだけでなく飲み口を分解清掃できる点だ。

説明書が付いてこなかったので作業方法は不明だが、キャップの裏側からパーツを引っ張ると取り外すことができた。裏側のゴムとリングが外れて、最大でここまで分解できる。

キャメルバックのキャップ分解

口が直接触れるシリコン部品は、開閉ダイアルと一体化したシャフトから外せないようだ。旧製品よりバルブの内径が太くなっているので、細いブラシやスポンジを突っ込めばある程度はきれいにできる。

キャメルバックの飲み口パーツ

すでに3回使った状態でキャップをばらしてみたが、パーツ同士の接触部分がヌルヌルしていた。飲み物は水しか入れていないが、唾液や何かで汚れてしまったのだろうか。

毎回ボトルを使った後は、横着せずバルブまで分解して洗った方がいいと思った。

ボトル専用のクリーニングブラシ

長年使っていた固定式の古いポディウムは、中身が相当やばいことになっているだろう。どれだけ洗剤を入れてこすっても、パーツの内部まではブラシが届かない。

キャメルバックからボトル専用のブラシキットも販売されているが、ちょっと価格が高すぎる。

理科の実験で使う試験管ブラシのようなものがあれば代用できる。あるいはハイドレーションバッグ用のクリーニングキットを持っていれば、そちらを流用することもできそうだ。

ボトルの外径が細くなった

キャメルバックの新旧ポディウムを比較すると、新型はボトル本体の外径がやや細くなっていた。

ポディウムボトルの比較

普通のロードバイクで、ダウンチューブやシートチューブに沿わせて斜めに差す分には問題ない。これまで使っていたボトルより固定力が弱まり、取り出しがスムーズになった。

しかしダホンK3のようなミニベロで水平にボトルを差す場合は注意が必要だ。ボトルが細くなったため、これまでよりさらにケージから脱落しやくなっている。

トップチューブへの装着は危険

K3の悩みどころである、トップチューブに設けられた水平ボトルケージ。

普通に街中を走っていたら、段差を乗り越える際の衝撃で何度もボトルが抜けそうになった。こんな感じでボトルが次第に前方にせり出してくる。

自転車ボトル脱落寸前

後方から来たトラックに道を譲るため急いで歩道に退避したら、縁石にタイヤが当たったはずみでとうとうボトルが落ちてしまった。さいわい後輪や車に踏まれることはなかったので、引き返してボトルを回収できた。

さすがに危ないので応急処置として、ねじりっこで蓋とケージの金具をつないでみた。とりあえず不意の脱落は防げるようになったが、走行中に片手で外して飲むことができない。

自転車ボトルをねじりっこで固定

フレームに装着しているのは防振プラスチック付きのBBBフューエルタンク。ミノウラや他社の類似品より固定力はすぐれているはずだが、細身のボトルでは無理だったようだ。

ボトルの脱落対策案

対策としてはボトルかケージの金具に何かを巻いて、摩擦力を強化する方法。

もうひとつはMonkii Cageのように、台座ごと着脱できるアイデア商品に置き換える手もある。

さらにDAHON K3のようなミニベロなら、ハンドルポストにボトルケージ用のホルダーを後付けすることもできる。

折りたたみの際に他のパーツと干渉しないか要確認だが、ミノウラのBH-95XやBH-100M/Sあたりが定番品だろう。

そもそも小径車に乗る際は、バックパックに水筒を入れてしまえばよい。

街乗りでは頻繁に水分補給が必要なほどアグレッシブに乗ることも少ない。車体のボトルケージには、代わりにツールボックスや輪行袋でも差してしっかり固定すれば安全性は高まる。

使用感は旧モデルと同じ

ダイアルの開閉機構は旧製品より動きが渋く、その分カッチリ決まるようになった。単に古いボトルが劣化して緩んでいただけかもしれない。

同じキャメルバックの製品同士、中身を出す際の圧力・操作感に違いがないのはよかった。前と同じくらいの力で本体を握れば、自然に水が押し出されてくる。

ボトルが細く、飲み口が太くなった以外は違和感なく乗り換えできた。

キャメルバックのボトルキャップ比較

合わせるフレームによっては脱落しやすいのが難点だが、こればかりはボトルケージとの相性もある。実際に自分の機材と組み合わせてみなければわからない。

CAMELBAKのバックパック

キャメルバックといえば、もう30年近く現役で使っているバックパックがある。バイクメーカーのアイデアコンペに優勝してもらった賞品で、元の値段はわからない。

キャメルバックのバックパック

リザーバーも付いてきたが、当時は使い方がわからず重くなるので捨ててしまった。もったいないことをしたが、おかげで背面に小物収納できるポケットがひとつ増えた。

現行製品はハイドレーションに特化したトレラン向けの小型製品が中心で、普段使いには容量が足りない。手元のバッグは通勤や買い物にちょうどよい中型サイズで、背面に付いたバンジーコードは濡れたタオルを乾かすのに重宝する。

ほかに凝った機能はないが、胸とお腹にストラップが付いているので固定すればバッグが揺れにくくなる。トレランや自転車で悪路を走る場合は便利だ。

今出ている製品の中では、クードゥー18に相当するモデルだと思う。

ミネルバのメッシュパネルを導入

バックパック背面の蒸れを防止するために、ミネルバのエアーメッシュパネルを後付けしている。

キャメルバックのバックパック背面パネル

特に夏場、自転車に乗る際は必須の装備。ドイターやシマノの製品で背面がメッシュになったモデルもあるが、手持ちバッグの通気性を改良できる便利な道具だ。

長年使い込み、パーツも改良したおかげで、我が家にあるバッグの中では快適さがナンバーワン。登山やツーリングだけでなく、ちょっとした買い物や旅行でもついキャメルバックを持ち出してしまう。

キャメルのバッグは人とかぶらない

何度も丸ごと洗濯機で洗い、インナーの布はビリビリに避けてしまった。側面のメッシュポケットも伸びて穴が開いている。

バックパックの劣化度合

さすがにみすぼらしいので何年も代替品を探しているが、キャメルバックに匹敵するバランスのよい製品が見つからない。機能性は高くてもハーネスに余計なポケットがあると邪魔。かといってファッション性重視のタウン向けバッグでは物足りない。

CAMELBAKはボトルもバッグも個人的にひいきにしているブランドだ。ハイドレーションがメインの特殊なバッグというイメージのせいか、人とかぶることもめったにない。

キャメルバックというブランド名なのに、バッグ専業でないせいかもしれない。自転車乗りならボトル以外の製品も出しているのを知らないかもしれない。

CAMELBAKの古いロゴ

CAMELBAK RIM RUNNER

キャメルのバッグは、普段リザーバーを外して軽くしても実用性は高い。走りながら水を飲みたいトレイルランナー以外にも、地味におすすめできる製品だと感じている。

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