町田が誇る国内最大のブックオフスーパーバザーで株主優待券を消化

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JR横浜線と小田急線の乗り換えで利用する町田駅。東京郊外では立川と並ぶ中核都市で、小田急線では新宿に次ぐ乗降者数を誇る。両路線の駅は微妙に離れているので、改札から出て5~10分歩くことになる。

その間、デパートの間の歩道を通るので、買物の誘惑は大きい。もし町田で乗換することになったら、たいてい立ち寄るのがBOOKOFF SUPER BAZAAR。単なる古本屋というレベルを超えて、町田観光の一二を争う知的レジャースポットだ。

国内最大規模のブックオフ

駅前の大通りから中に入った路地はちょっとした繁華街になっている。駅から離れるにつれてブックオフの看板が増えてきて、通称「ブックオフ通り」とも呼ばれる。ここにブックオフ業態の中でも大規模なスーパーバザーの旗艦店が存在する。

一店舗の古本屋としても国内最大規模だろう。神保町を丸ごとビルに詰め込んだと言っても過言ではない。

本館はB1F~3Fがすべてブックオフで、書籍とDVD・CD、ゲームやフィギュアを扱っている。少し離れた場所にある別館には、アパレル関連とハードオフが入っている。

ブックオフといえば近所にあるのはモール内の小規模店舗だけで、「ビル丸ごと」というのは聞いたことがない。渋谷センター街のブックオフは3階分あって巨大だが、町田店はさらに上を行く。ドン・キホーテのようにメガブックオフと呼ばれるのを聞いたこともある

メジャーな本なら在庫豊富

1階はビジネス書と新書が中心で、2階に小説や文庫本、マンガが置いてある。普通の本屋で多くを占める実用書や趣味の本を省いて、規格の揃った文庫・新書をひたすら詰め込んだイメージだ。個人的にはこの方がありがたい。

例えば岩波文庫だと、赤帯・青帯以外にもこのくらい揃っている。中には同じ本が数冊並んでいて水増しされているが、目当ての本はたいてい見つかる。

同じ本が複数あっても値段はたいてい同一価格。中に線引きやページの折れがあっても、ブックオフではあまり区別しないようだ。見比べてなるべく状態が良いものを選べばよい。

町田のブックオフに行けば、メジャーな本ならたいてい在庫が見つかる。2~3年前くらいのちょっと古い本が狙い目で、10年以上古いと200円均一コーナーで安く買える。ベストセラーになるような本なら1年も経てば中古市場に大量流通して、特設コーナーに平積みされるだろう。

ブックオフで手に入らない最新本はアマゾンで注文して、レアな希少本は神保町の古書店を漁ればよい。すみ分けがはっきりしていてわかりやすい。大きな本だと、アマゾンで取り寄せてもポストに入らず受け取りに困ることがある。金額が変わらないなら、その場で確実に持ち帰れるブックオフの方が便利だ。

アマゾン古本と価格比較

アマゾンの古本も在庫豊富だが、立ち読みして見定めたい商品もある。またプライム対象でない商品はアマゾンでも送料がかかるので、ブックオフで買った方が安い場合もある。

アマゾンの送料込み料金とブックオフの店頭価格は、古い本ならだいたい100円くらいの誤差しかない。インターネットでの売買が普及した古本市場は「効率的」といえる。

例えば今回買ったうちの1冊、PHP新書の『超ソロ社会』は定価840円のところ、ブックオフで税込360円だった。

アマゾンの古本だと送料込みの最安が686円だったので、実店舗の方が半額くらい安い。よい買い物だったといえる。

ちょうど1年くらい前に出た本で、それほど売れたようにも見えないので、流通が少なく金額に偏りがあったのかもしれない。このあたりの相場観は、ブックオフで実物を見ながらスマホで検索すれば一目瞭然。実際に、店舗内でスマホをいじっている人が多いのはアマゾンと価格を比べているのだろう。

仲見世商店街も必見

ブックオフ通りには吉野家の「海鮮三崎港」、ペッパーランチの「いきなり!ステーキ」やワイズの「サルヴァトーレクオモ」など、株主優待が使える飲食店にも事欠かない。町田~立川~八王子くらいの中核都市なら幹線道路沿いにファミレスも充実していて、優待ホルダーとしてはうれしい限りだ。

ブックオフの本館と別館の間に、仲見世商店街というレトロな路地があった。通路は狭いが惣菜や金物屋、ラーメンやタイ料理などいろんなものが売られている。入口横にはペットショップまである。

このあたりの街の雰囲気としては、新興都市の立川より中野や吉祥寺に近い感じだ。スーパーで買うより安く、おもしろい惣菜や食材が並んでいたりする。町田のお土産は仲見世商店街で買って帰るとよいだろう。

町田の北は家賃が安い

ブックオフだけでなくデパートや家電量販店があり、飲食店も多い町田は暮らしやすそうに見える。多摩丘陵の南側で坂は多いが、少し足を伸ばせば大きな公園やリス園もある。小田急線の急行停車駅、新百合ヶ丘との間は山がちで賃料も安いエリアだ。

たまに町田に寄ったらブックオフの株主優待券を大量消化するチャンスだ。 残額はSuica決済できる上、無料のポイントカードを作れば優待券利用でもポイントがたまる。

町田の付近に拠点を構えて、ブックオフスーパーバザーで古本を買いだめてソロライフを満喫するのもいいなと思う。