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かくてもあられけるよ

アーリーリタイアしてシェアハウスで暮らすノマドなミニマリストのライフハックブログ

『徒然草』第11段~当ブログのタイトル由来

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当ブログのタイトルは『徒然草』の第11段から拝借している。ハンドルネームの「けんこうさん」は吉田兼好法師より。

(原文)

閼伽棚に菊・紅葉など折り散らしたる、さすがに住む人のあはれなるべし。かくてもあられけるよと、あはれに見るほどに、かなたの庭に、大きなる柑子の木の、枝もたわわになりたるがまはりをきびしく囲ひたりしこそ、少しことさめて、この木なからましかばと覚えしか。

(口語訳)

(山里にたたずむ庵を見つけて)閼伽棚に菊や紅葉の枝がおいてあるので、だれか住んでいるのだろう。こんなふうにしても暮らしていけるのだなあ、と感心して見ていると、庭先に実がたわわになったミカンの木があり、周りを厳重に囲ってあった。少し興ざめして、この木がなかったらましだったのになあ、と思ったものだ。

今どき風に読み替えると、「シンプルでかっこいいミニマリストのブログを見つけたが、読み終えるとアフィリエイト広告がべたべた貼ってあって、がっかりした」という感じだろうか。いくら浮世離れした仙人といえども、霞を食うだけでは生きていけないので、空中プランクトンや羽虫を食べてカロリー摂取していたのだろう。「それはそれ、これはこれ」という話だ。

徒然草 (ちくま学芸文庫)

徒然草 (ちくま学芸文庫)