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かくてもあられけるよ

シェアハウスで暮らすノマドなミニマリストが株主優待とブログ収入でサバイバルする日記

田舎で野菜をタダでもらえるという噂は本当だった(岐阜の実話)

田舎暮らし

岐阜に仮移住してから1週間経過。都会の人間はめずらしいのか、歓迎パーティーを開いてもらったり、地元の人がやっているコンサートにご招待いただいたり、地域住民には暖かく受け入れてもらえているような気がする。

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食材については、宴会の鍋の余り物をいただいたり、ザル一杯の野菜をもらったり、気がつけばこの1週間、最初にスーパーで買い出ししてアマゾンで玄米を注文した以外、食費を払わないで済んでいることに気づいた。「田舎では野菜を無料でもらえる」という都市伝説は本当だった。

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各家庭に畑があり、野菜はほぼ自給自足できている

12月最初の土日は、農家の収穫が多かったのか、地元家族のバーベキューに参加させてもらった。野菜はほぼ自家製。ほとんどの家が畑を持っていて、白菜や自然薯を収穫している。地元にある品ぞろえがしょぼい商店のほかは、車で20km以上街に出ないと大きなスーパーはないが、たいていは自給自足で間に合っているようだ。水も集落に谷水を引いてまかなわれている。

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野菜の栽培については、専業農家は少なく自家消費用に無農薬で小さい畑を耕しているという人が多かった。野菜作りの苦労話を聞くと、たいていは鳥やサルとの戦いの話になる。

サルは土から野菜を引き抜いては実り具合をチェックしていて、ちょうど収穫前夜に大挙してきて根こそぎ持っていかれたという、笑えない話もあった。イノシシは穴を掘って地中から出現するので、畑のまわりに石を置いたり、土の中に瓦を生めて侵入を防いだりする工夫があるらしい。

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さらに山奥の限界集落にいる80歳のおばあさんが、村にたった一人残って自給自足しているという超人的なエピソードも聞いた。地元の老人はもはや自給自足など当たり前で達人の域に達しているが、若夫婦のUターン組は試行錯誤で農業しているらしい。

下の写真は、餃子の皮にトマトケチャップと具を載せて焼くお手軽ピザ。

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お寺さんの奥さんが編み出したメニューということで、こんな畑の脇のバーベキューでも妙に見た目がオシャレだったりする。

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鹿肉・猪肉のジビエ料理はうまいが、寄生虫のリスクが?

地元に猟師も何人かいて、出本や解体場所は不明だが、鹿肉と猪肉がミックスされた謎のジビエ料理をいただいた。ところどころレバーっぽい生臭さがあったが「あらゆる部位が投げ込まれているので、どれがなんだか不明」とのことだった。

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大変おいしくいただいたのだが、後で調べるとジビエには寄生虫やE型肝炎のウイルスが含まれている恐れがあるそうだ。そういえば食べた翌日めずらしく腹の具合が悪かった。こちらに来てから他にも謎の食材や漬物をたくさんいただいたので、原因は不明だが。

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食べきれないほどの柿をいただいた

パーティーで余った野菜はまるごといただいた。柿が名産でちょうど旬らしく、人に会うたびにビニール袋・段ボール箱一杯の柿をいただく。すでに30個くらいのストックがあり、1日3個、ご飯の代わりに柿を食べている。柿は果物の中では意外とビタミンCの含有量が多いらしく、食べ過ぎるとタンニンで便秘になったり鉄分の吸収を阻害されたり弊害もありそうだが、メリットの方が大きそうだ。

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話を聞くと、親戚からもらった柿が食べきれず、おすそ分けも何軒か回って自分に届いたものらしい。田舎では子供5人に夫婦・両親含めた9人家族とかざらにいるのだが、それでも食べきれないとはどれだけの柿が近所の物々交換で流通しているのだろう。そのあたりのちょっとしたお店で買っても、柿の値段は東京のイオンやイトーヨーカドーの半額である。

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宴会では必ず自家製の漬物が持ち寄られる

人が集まると、必ず各家庭で漬けた自家製の漬物が持ってこられる。そしてたいてい余るので、よそ者の自分がいただいて帰ることになる。白菜、大根、ヤーコンなど種類は豊富。各家庭に秘伝のレシピがあるらしく、微妙に鷹の爪が入っていてピリ辛だったりバリエーションもある。

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冬は豪雪地帯なので、こうやって漬物や保存食で冬をしのぐ知恵が発達しているのだろう。基本的にご飯と漬物、味噌汁があれば満足な性質なので、おかずが増えて大助かりだ。後日、収穫のお手伝いに参加したら、さらに食べきれないくらいの大根と白菜をおすそ分けいただいた。

自分としてはまだ地域コミュニティーに大した貢献もできていないので、食材をもらうばかりで恐縮だ。こういうお金のやり取りでない互助経済が田舎では普通に回っているのを目の当たりにして、軽いカルチャーショックを味わった。