かくてもあられけるよ

セミリタイアしてシェアハウスで暮らすノマドなミニマリストのライフハックブログ

ふえるわかめで空腹をしのいだ赤貧時代…胃が破裂して死ぬ危険も?

今日の昼食は夢庵の持ち帰り唐揚げでごちそうだったので、夜は粗食で済ませようと思った。スーパーに行ってふと思いついて久々に乾燥ワカメを買ってみた。

通称「ふえるわかめ」…水で戻すと数倍に膨らむコンパクトで便利な食材だ。そのまま味噌汁やそばに振りかけるだけで、見た目も栄養も簡単にグレードアップできる。しかし昔、食べ過ぎて飽きた経験があったためか、数年買った覚えがなかった。あるいは鮮魚コーナーにある、乾燥していない生ワカメの方を選んでいたともいえる。久々に思い出した、ふえるわかめにまつわる記憶をつづってみようと思う。

一袋40円のインスタントラーメンが主食だった時代

自分の学生時代はまだブラックバイトなんて概念がなく、肉体労働を含めたありとあらゆるグレーな日雇いバイトをこなしてきた。当時はパソコンや周辺機器も高かったので、趣味の映像制作を続けるのに奨学金とバイト代を合わせても資金が足りず、食費を限界まで切り詰めていた。

スーパーの安いインスタントラーメンが5袋入りで200円。1食40円のラーメンをベースに、納豆をかけたり煮干しを乗せたりして糊口をしのいでいた。その後、ラーメンを茹でる際に、肉や野菜を刻んで入れたり工夫するようになったが、何でも鍋で煮込んで食べるという自炊スタイルは20年以上変わっていない。

乾燥ワカメを体にいいと思ってそのまま食べていた

そんなお手軽具材の中でもお気に入りは乾燥わかめ。カップラーメンについてくるかやくと同様に、つまんで振りかけるだけで完成する。わかめにほとんどカロリーはないといえ、ミネラルや食物繊維は豊富らしいので、ラーメンの栄養の足しにはなるかと思って好んで使っていた。いわゆる「ふえるわかめ」はリケンのブランド品で高いので、安い大袋入りのわかめがお気に入りだ。

ある日、袋ラーメンを切らして家に食材がなかったとき、ふと思いついて乾燥わかめをそのまま食べていた。腹の中で膨らむなら空腹をまぎらわすのにちょうどいいかもしれない。スナック感覚でぽりぽり食べたら、塩気があってなかなかいける。わざわざ水で戻さなくても腹に入れば同じだから、そのまま食べた方が早い。あまり大量に食べると口の中がヒリヒリしてくるが、「健康的なスナック菓子」という感覚で、小腹が空いたときは常食するようになった。

ふえるわかめを直接食べると死ぬ危険が…

似たようなことをしている人は多いのではないかと思いネットで調べてみたところ、やはり乾燥ワカメをビールのつまみにしている人とかいるようだった。いや…どうも「ふえるわかめ」をダイレクトに食べる行為がネタとして定番化しているらしい。一袋丸ごと食べて吐いている記事とか、アホではないかと思う。

しかし、よくよく調べると「内臓が破裂する」とか「腸閉塞で死ぬ」とか、乾燥ワカメの直食いはかなり危険をともなう行為だとわかってきた。ダイエット目的での海藻類の食べ過ぎとかも、ヨウ素の摂り過ぎでパセドウ病になる恐れがあるらしい。

アホは自分だ。学生時代ワカメを腸に詰まらせて死ななくてよかった。いや、今でも歳のわりに大食いできるのは、あの頃ふえるわかめで胃腸を鍛えていたおかげかもしれない。

スーパーの乾燥ワカメは生産国により価格が違う

そんなことを考えながらスーパーの乾燥ワカメコーナーを見ると、リケンの「ふえるわかめちゃん」には国産と韓国産があり、さらにPBのわかめ(中国産)もサイズ豊富にそろっているとわかった。国産>韓国産>中国産の順にグラム当たりの単価が安くなるという、わかりやすい設定だ。

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いつもなら間違いなく中国産をかごに入れるところだが、かつての乾燥ワカメ愛用者としては味の違いを調べてみたいと思い、中間グレードの韓国産を選んでみた。自分も大人になったものだと思ったが、もっとリッチになったら迷わず国産を選べる日が来るだろうか。

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一応パッケージ裏の説明書きを読むと「重量比で10倍以上に増えます」との警告が。水を吸収して「ちょっと膨らむ」程度ではない。10倍以上のまったく別物に短時間で変化するというインパクトが、ふえるわかめが凶器になり得る理由だ。

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ふえるわかめの成長過程がおもしろい

どうでもいいが、ビフォア・アフターの写真を撮ると、一つまみ水に入れた直後はこの状態。

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5分後このくらい爆発的に増える。なにか推理小説で、乾燥ワカメを使ったトリックとか考えられないだろうか。

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ちなみに学生時代は、乾燥ワカメが膨らむのがおもしろくて、その過程をビデオで撮影したこともある。大した作品にはならなかったが、早回しするとピクピクうごめきながら生き物のように成長していくワカメが見ものだ。

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あらためてそのまま食べてもうまくはなかった

久々に乾燥状態のワカメを少しだけ口に含んでみたが、少し塩味がついているだけで別にうまいとは感じなかった。大人になった自分は、あらかじめ水で戻したワカメを味噌汁に乗せて、お上品にいただいた。ワカメの塩分を気にせず水溶性の栄養素をキープしたいなら、そのまま汁に入れた方がよいのかもしれない。

インターネットのおかげで、乾燥ワカメを直に食べる危険性とか、ニッチな情報を得られる便利な世の中になったものだ。これだけネタになっているということは、おそらく多くの人が知らずにワカメを食べ過ぎて病院に運ばれているだろう。まあ本当に死人が出ているなら、こんにゃくゼリーの窒息死くらい社会問題になっていそうだが。

自己流の空腹解消法とかダイエットとか、やり過ぎには気をつけようと思った。